タイトルの通り、伊勢志摩をサイクリングしてきました。
今回は道の駅伊勢志摩まで車載で移動してのサイクリング。40kmほどの短い旅となります。
今回は私の愛車「cannondale CAAD13」を出陣させました。
車体についてはこちらからご覧ください。
仕様など特に変わっていません。
相変わらずイカつい60mmハイトのホイールを履かせています。
私にとっての伊勢志摩の魅力
伊勢志摩の魅力は、何といっても絶景が楽しめる道です。海岸線を走る絶景のルートが豊富で、「英虞湾(あごわん)」のリアス式海岸の横を走る道は常に絶景を見ながら走れます。海岸線にもかかわらず適度なアップダウンがあり、走る楽しさも抜群。
練習にも最適ではないでしょうか。関東で表すのであれば、伊豆半島や三浦半島に近いように感じます。
また、伊勢志摩は海鮮も絶品です。伊勢エビ、アワビ、サザエなどの新鮮な海の幸は絶品。今回は午後からのライドだったこともあり、食べなかったのですが・・・伊勢志摩へ行かれた際はぜひ食べてみてほしいです。
おすすめはこのお店。
こちらのお店、出てくるものがすべて天然、地元のものをガッツリ使っていて美味しいんです。
以前訪れた際は海鮮丼を頂いたのですが、無茶苦茶美味しかったです。機会がありましたら是非!(決して安くはないですが・・・)
グルメの話はこの辺にしておいて、観光地についても。
「伊勢」と聞いたら思い浮かべる方が多いでしょう。「伊勢神宮」
伊勢神宮は、正式には「神宮」と言うそうです。多分それではどこの神宮?となってしまうから伊勢神宮と呼ばれているんでしょう。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る「内宮」と、豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る「外宮」を中心に、計125の社から成る広大な神社群とのことです。実際にお伊勢参りに行ったことのある方なら分かるかと思いますが、内宮と外宮がめちゃめちゃ離れているんですよね。自転車で走るとより分かると思います。
内宮の方にはサイクルラックも用意されているので、自転車でも比較的寄り道しやすいスポットとなっています。
(内宮を観光しようとしたらかなり時間がかかるので、盗難対策で頑丈な鍵は必須です)
とまあ、こんな感じで「絶景・グルメ・神社仏閣」と三要素がそろっているので、サイクリングではなく普通に観光するのにも最適な場所と言えます。
出発
道の駅伊勢志摩を出発し、まずは稲垣展望台を目指します。
今回は時間もたっぷりあって距離も短いのでゆったりと景色を堪能しながら走る予定。
道の駅は場外馬券売り場が併設されており、駐車場はかなりの台数が停められます。
迷惑にならないようにと、建物からは離れた奥の方に駐車。ガラガラでした。

道の駅自体が少し高台にあるため風が少し強かったです。それにしてもいい天気!
伊勢志摩の道

先ほどご紹介しましたが、志摩はアップダウンが多く、かといって大きな山があるわけでもなく、気持ちのいい道が続きます。
リゾート地になっており、名古屋や大阪、品川といった都心のナンバーを数多く見かけました。静養にきているのでしょうか。

町中にもアップダウンは数多く存在します。地形を利用したこんな道まで!ふと立ち止まって写真を撮りたくなってしまう景色。
稲垣展望台
半島のような形状になっている大地を颯爽と走っていると、このような看板が。

今回の目的地の一つである稲垣展望台は、伊勢志摩国立公園の中にあります。
大体どこの国立公園も絶景があったりいい場所なので、国立公園というだけで行ってみたくなります。
ここから少し走ったらいよいよ到着です。
入り組んだ半島のような地形になっており、海沿いのようなところを走っているのにも関わらずアップダウンが多い。
すぐさまギアをローに入れてまったり走ります。フロント変速をする度に「やっぱり、Di2はいいなぁ」と思います。
シンクロシフト機能が優秀すぎて、もう離れられません。

最初の目的地である稲垣展望台に到着。こう見えて、これは海なんです。川のようにも見えますよね。
展望台はウッドデッキが整備され、駐車場もあったのですが私が行ったときは誰もいませんでした。平日の昼間だから、そりゃそうか。
独り占めの展望台で写真撮影をじっくりして、望遠カメラを眺めていると遠くに船が!

撮影したのですが、少しブレている・・・遊覧船でしょうか。あれに乗ったら最高に気持ちいだろうなぁ・・・
なんて考えながらも、自分だって自転車で最高の体験をしているではないか、と思い出す。1月中頃、寒さが厳しい季節ですが日差しが暖かい。ほんとにいい天気でよかった。
じっくり堪能し、十分満足したところで!次の目的地である大王崎灯台を目指してペダルに足をかけました。
大王埼灯台

灯台への入り口に向かう途中でいい感じのところがあったので写真撮影。こういう石碑のようなものがあると、ついつい写真を撮りたくなってしまいます。
サイクリストあるあるですね。
海が近いものの、海水浴ができるような海ではないようで、テトラポットがたくさん置かれています。
中々おもしろい地形。宝門の浜という場所のようですが、名前の由来が気になります。

灯台をみることのできる展望所があるということで先に行きました。崖の上にそびえ立つ灯台がよく見えます。
夜実際に動いているところも見てみたくなりますね。

せっかくなので自転車を添えてパシャリ。いい記念になりました。
少し引き返して、灯台を目指します。

灯台へ向かう道はまるでドラクエの城下町で裏道に入ったような感覚。冒険心をくすぐります。
斜め上から差し込んでくる光が最高のシチュエーションを演出。少し薄暗くて最高に「エモい」です。

コンクリートで覆われているようなトンネルとは違って、どこか手作り感のある暖かい屋根。日差しを程よく取り込んでくれて最高の雰囲気つくりあげます。

先ほどの宝門の浜あたりから、点々と置かれているこの招き猫。どんな意味が込められているのか気になりましたが、紹介している看板のようなものは見つけられませんでした。

穏やかでずっと痛くなるような場所です。海も綺麗で、春先は昼寝なんかしたら最高だろうな。
灯台があるということは知っていましたが、こんなにいいところだとは全く思いもしませんでした。

屋根のある通りを抜けるといよいよ灯台がその姿を表します。
最高の青空の元で灯台を拝むことができました。灯台には入場料を払えば登れるようですが、自転車があるので今回は登りません。
上から見る景色もさぞ綺麗なんだろうなぁ。
大学生と思われる旅行者が若干名見られました。
この灯台、おそらく観光地としてはそこまでメジャーな場所ではないと思います。それもあってか、観光客が少なくて散策しやすかったです。
私はこの小さな村のような雰囲気がとても心地よくて、旅感を感じることができて、最高の時間でした。
ゴール
距離は短いものの大変濃厚な時間を過ごせた旅でした。
道の駅伊勢志摩まで車で行けば、今回のコースはかなり気軽に走ることができます。
伊勢志摩にはナショナルサイクルルートである太平洋岸自転車道が通っており、一部自転車レーンも整備されています。

太平洋岸自転車道を全線走ったことある人ってどのくらいいるのでしょうか・・・

伊勢志摩は自転車で走るのに最高の環境だったと感じます。
ぜひみなさんも走ってみてはいかがでしょうか。
少し雑な締めくくりになりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
おわり