私のDAHON HORIZE DISC がリコール対象になった話

先日、折り畳み自転車メーカー大手のDAHONから、リコール情報が公開されました。

それはフレームの溶接不良によってフレームが走行中に破断する恐れがあるというもの。

溶接不良のあった箇所はフレーム中央部の折り畳み機構とパイプのつなぎ目。折り畳み機構そのものに不良があるわけではないそうです。

不良個所については国民生活センターに記載されているため、ご参照ください。

https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20241030_1.html

自転車関係ではSHIMANOクランクくらいしかリコールに当たったことがなかったため、衝撃でした。

「まさか自分の車体が該当するとは・・・」

私の愛車 DAHON HORIZE DISC

はじめに

私はこのDAHON HORIZE DISCを車での輪行や旅先でのチョイ乗りを目的に購入したので、走行距離は1年間で500kmほどと少なめ。1回のライドは平均15kmほどかと思います。(とはいえ、100km超えでアップダウンの激しいライドを1度しています・・・恐ろしい)

総走行距離が少ないこともあってか、現状フレームが割れてきたり怪しい挙動をしたりといったトラブルには一度も見舞われていません。

私の車体は2023年3月頃に納車されたもの。リコールが発表されたと同時に、購入店から「直ちに使用をやめるように」と連絡をいただきました。

関係のあるショップがあるとこういうとき安心です。

リコールの対応内容は、フレームの補強をするためのケーブルを取り付けるというもの。正直こんなヒモで事故を回避できるのかと言われると

「うーーーーーーーん・・・・・・これで??」

正直全く納得できません。実際にこの溶接不良によって怪我人も出ているとのことですので、随分とずさんな対応のように感じます。

溶接不良なんて、フレーム交換or返金レベルの欠陥かと思うのですが・・・

まあぐちぐちいっても仕方ないので販売店へ持って行きました。作業にはそれなりに時間がかかるようで、入院となりました。

後日車体を撮りに伺うと・・・

ついに取り付けられた補助具

ヘッドチューブからBBにかけて何やらヒモが・・・

着いてしまいました、ヒモ。実際見てみると、そこまで気になりません。

構造は言ってしまえば単純で、ヘッドパーツとBBのワンにスペーサーを挟むような形で取り付けられています。

ヘッドパーツについた器具。上が黒なのにシルバーなのダサい。ほんとしょうもないリコール対応だなと思います。リコールが出るまではいいとして、せめてその辺の対応は丁寧にして欲しかったですね。

ケーブルには「DAHON by JAGWIRE」の文字が。

こちらはBBに取り付けられた金具。これBBにやたら負担掛かってない?モノによってはすぐ壊れそう。そうなったときはメーカーが弁償してくれるのかな??

しかもこれ、自分でカスタムとか整備できなくない?(責任問題的な意味で)

BBにスペーサーを挟んだような状態なので、単純に幅が変わるからシマノクランクはギリギリ取り付けできたと店員さんに言われました。構造的にクランクにも負担がかかりそうです。

ちなみに私は家に転がっていたFSAのBBを取り付けています。

折りたたんでみた

折りたたんでみるとこんな感じ。見た目的には何も影響ありません。

しかし、畳むときにクランクの向きによっては、ペダルが引っかかってしまいます。これは面倒。これまでペダルの位置なんてほとんど何も考えずに畳めていたのに、少し手間が増えてしまいました。

そして、ただ畳んだだけではこのようにケーブルが出っ張ってしまいます。なんか引っかかりそうで嫌だ・・・

はっきり言ってこの車体への満足度が一気に下がりました。文句しかありません。

(こんなめんどくさい対応をしてくれたお店の方々には感謝申し上げます。)

走行してみた

最寄り駅まで走行してみました。フレームのたわみやケーブルがついたことによる違和感といった点については、私にはわかりませんでした。

しかし、ペダルを回すたびにBBからの「カチカチ」という異音が止まりません。これまでこの車体は異音と一切無縁だったので、間違いなくBBに装着された補助具が災いしているかと思います。

その後、お店へは持って行っていないですが、どうせ解決には至らないだろうなぁ・・・

なんだかんだで補助具を取り付けてから合計50kmほど走りましたが、いつもどこか心の片隅に壊れたらどうしようという不安があります。

最後に

山の中とか人気のないところで壊れようもんなら、たまったもんじゃありません。

仮に本当にこれで破断が完全に防げるとしても、自転車は命を乗せて走る乗り物です。不安な気持ちは和らぎません。これきっかけの事故により他人に迷惑をかけてしまう可能性さえあります。

こんな車体でこれから一緒に旅できるのだろうか・・・不安しか残らないし、新車を買うしかないのだろうか・・・

リコール対応を受けたとはいえ、こんなの泣き寝入りです。これはやばい。ひどすぎ。

実際、事故に繋がった事例は1件とのことですが、某ショップで聞いた話によると・・・

リコール該当車両BBを外そうと力を入れたところ、なんとバリっと逝ってしまった車体があったそうです。まじかよ・・・

ブロンプトン、やっぱいいよなぁ。乗り換えかなぁ・・・

せめて返金して欲しいなぁ

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